認定ロルファー™の利香です。
この4日間、アメリカの専門学校への留学体験を続けて書いてきました。複数記事にばらけてしまったのでここでざっくりと要点をまとめようと思います。
語学力について
語学力については「なくては話にならん」。これにつきます。日本の中・高で学ぶ英語や受験英語程度は基礎力として必要なレベルです。
これすら危うい方は、率直に言うと、クラスのお荷物になりかねません。
短期間滞在にならざるを得ない、専門学校への留学では「行けば話せるようになる」は通用しません。現地で英語学校に通う、通訳を雇うといった選択肢があるので自分のレベルをTOEICスコアなどで確認して準備なさってください。
アメリカでの学校生活について
日本と全く異なり、意見をシェアすることが頻繁に求められます。
英語によるプレゼンやインタビュー(面接)も度々ありますし、授業中にペアになった相手とのフィードバックも頻繁です。
「ひとりでこっそり授業を聴きたい」 「わたしのことは放っておいてください」という気持ちになることもあるでしょう。
が、郷に入っては郷に従えといいます。アメリカ流に馴染むよう、社交的になってのりきりましょう。
気をつけたいのが学費の支払いや提出物、期限、重要な学校との契約書等も口頭で説明されることがほとんどだという点です。聞き逃してしまい、必須科目や必須のレポートを見落としても、誰も教えてはくれません。聞き逃したりわからなくなったりしたら、インストラクターに確認してください。
専門分野の理解度について
語学力に不安があるときは、専門分野の理解度を底上げしておく必要があります。
解剖学用語はボディワーカーの共通語です。
骨と筋肉の和名と英名とがちゃんと頭の中で対応するようにしておいたり、ランドマークになる内臓の英名、捻挫、外反母趾、偏頭痛、虫垂炎、むち打ちなど、よくある傷病名を英語でも知っているととても便利です。
正式な解剖学用語は発音と綴りがややこしいせいか、授業では俗称もよく使われます。また、日本ではメジャーなリフスラン関節、ショパール関節の表現はアメリカではほとんど使いません。使われる専門用語にも様々な差があり、必ずしも教科書通りにことは進まないのですが、プロメテウスなどの解剖学書と医学用語対応の電子辞書は必携です。
どなたかの参考になれば幸いです。
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