ロルフィング・10シリーズセッションのモニター:Mさまからいただいたセッション8のご感想をご紹介します。
セッション8と9はふたつで1セットのようなセッションなので、続くセッション9のご感想も併せて読んでいただければと思います。
体のつながり
ロルフィングの第8回セッションを受けました。
今回は、最初に今日は上半身と下半身のどちらに重点を置くかを判定するテストから始まり、手と足のどちらで体のつながりが弱いかを確かめました。
私は上半身の方が繋がりが弱く、今回は上半身の施術をしたのですが、もちろん、施術後にはそのつながりが自分でもはっきりわかるほど回復。「体のつながり」はスポーツでもダンスでもピアノでも散々言われるけれど、やはりその土台になるコンディショニングが必要なんだな、と改めて実感しました。今回とても新鮮だったのが、施術台に仰向けで寝て、井爪さんが立つ位置によって体がどう感じるかを観察するワーク。いろんな施術やワークを受けてきたけれどこれは初めてで、「え、施術者の立ち位置だけで私の体、こんなに反応が違うの!?」とびっくり。しかも、まっすぐ寝ているつもりが、体のほうから「いや、けっこう曲がってますけど!?」とサインが来て、思わず自分で調整せずにはいられなかったのも不思議でした。
施術そのものは、かつてガチガチだったところがゆるんできた反動で「いた〜い!」と声が出る箇所も一部ありつつ、全体としては一日ずっと受けていたいほどの心地よさでした。30代の頃は全身が凝り固まって吐き気がするほどで、マッサージに駆け込む時期もありましたが、体の使い方を学んでからはその必要性を全く感じなくなっていました。それでも、こういう施術なら定期的に通いたい、と思えるものでした。あと3回で終わってしまうのね〜(涙)。
統合セッションの妙味
セッション1から7まででは、身体の各部位を分け、それぞれの部位に本来の働きを取り戻すワークが主です。
ペンを持って文字を書くだけなのに、歯を食いしばったり背中を緊張させたりと余計な力みをどこかに伴ってしまう覚えはないですか?また、捻挫した時には身体のあちこちが筋肉痛になった経験もあるかと思います。これらは大袈裟な例ですが、何かをきっかけに「いらん仕事」を筋肉に課してしまうことはよくあります。
differenciation、分化・区別のワークは、「いらん仕事」から筋肉を解放し本来の仕事に専念できるようにするもの、といえば伝わるでしょうか。
セッション8以降はそれまでのセッションで分けた各部位を統合するワークとなります。
正直にいうと、毎回セッション8が始まる時はピリッとした緊張を覚えます。全部でひとつの体としてよりよく機能するために、どんな風に自分は何をすべきか、また、何を為さないべきか。責任の重さを一際感じるセッションでもあります。
そして、統合セッションでは、身体のインテリジェンスの高さに驚くこともよくあります。
Mさまの感想にある通り、体のほうから「こっちですよ」とサインが出ます。それをタイムラグなく頻繁に感じることも統合セッションの妙味です。
身体は動かすことでより本来の能力を発揮できるようになります。普段、視覚を酷使してタイピングばかりしているような生活の人にも、身体の能力を引き出すロルフィングのようなボディワークをぜひ受けてみてほしいです。
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