タイトルがなんだか抽象画みたいになってしまいました。
ロルフィング®︎・10シリーズセッションの4回目はいよいよ深層部への働きかけが始まります。骨盤より下に課題がある人には、劇的な変化が実感できるセッションになることもあります。
モニタークライアントのMさまにとってはどうだったのか、ご感想をぜひ読んでみてください。
日舞の練習で、膝が痛む状態でのスタート
4回目の感想です。
ーーー最近、股関節を痛めているにもかかわらず日舞を再開しました。腰を入れる(中腰になる)際にお尻を後ろに出さずに骨盤をまっすぐ下ろす必要があるのですが、股関節を庇ってしまうこともあって、深く腰を入れようとするとどうしても膝に負担がかかる状況でした。太ももの内側にある内転筋を使うと良いと聞いたものの、「え、内転筋!? なぜ腰をまっすぐ下ろすのに内側を使うの? どうやって使うの?」と試行錯誤が続いていました。
今回の施術はまさにその内転筋にもフォーカスすると聞き、「そうか、これで今まで使っていなかった内転筋が使えるようになるのだ!」と思ったのですが、なんと私の内転筋はしっかり発達しているとのこと。普通なら激痛で悶絶するという内転筋の施術もほとんど痛みはなく、むしろ押されるのが心地よいほどでした。内転筋の代わりに、太ももの外側の筋肉はぐふっと笑ってしまうほど痛く、「そこは痛いツボですー!」という感じでした。
半分だけ施術を受けた時点で立ち上がってみると、太ももの外側を施術した左半身は体の中が液体のように柔らかく、右側は木の板状に固い感覚。この左右差には毎回驚かされます。
両側の施術が終わった後、「脊椎の前側を感じる」ワークを行いました。体の中を感じるのは得意だと思っていたので楽勝だと思っていたのですが、施術中は体の中は霧に包まれているようで「前側は一体どこですか?」とハテナ状態。しかし、立ち上がると不思議なことに背骨の前面の位置がはっきりと分かるように。そこを意識して歩くと、頭から足先までがしっかりと連動し、重心や足の使い方を考えなくても颯爽と歩ける感覚がありました。
家に帰ってから、この脊椎の前面の感覚を骨盤の中まで下ろし、再び日舞の腰を入れる練習をしてみたところ、あら不思議。これまでどうしても内転筋が働いてくれなかったのに、しっかり仕事をしてくれて、片足に乗る時には中殿筋も働いてくれて、膝周りの筋肉はお休みすることができました。これで、膝を痛めずに日舞の練習ができそうです!
内転筋
内転筋は太ももの内側にあります。これまでのロルファー生活で、すばらしい内転筋の持主はMさまで三人目です。
女性はここが衰えてしまうことが多いようです。ふだんからしっかり使っている、もしくは意図的に鍛えている人なら、圧を加えられても痛みは感じません。が、たいていの人は「ギャッ!」となります。とりわけ、股関節にチャレンジのある人は内転の動作を無意識に避けるので、少しの圧を加えただけでも強い痛みを感じてしまいます。かくいうわたしもそうです。
いい内転筋があっても、ここぞで活躍してもらえないのでは困ります。
日舞で腰を落とす姿勢をとりつつ動くとき、まさにこの内転筋が使えないと膝に痛みがでてしまいます。Mさまのように身体の感覚に優れている人でも、すんなりできるわけではないようです。ITバンドも固くなっていました。
身体を自在に使えるがゆえ
身体を自在に使えるようになる、というのは素晴らしいことです。しかし、身体感覚が優れていて操作性(「ここをこう使う」という脳からの指令を、各部位が正しく受けてそのとおりに動かせること)に長けている人ならではの苦労もあるように感じます。
昨夏にも、身体操作能力に優れたクライアントさんが10シリーズを受けにいらしたのですが、細かいピッチで微細に身体を操作できてしまうがために、意図の介在しない姿勢や動作がもはやわからないとおっしゃっていました。いわば自然体がどうなのかを感じられなくなっている状態かもしれません。
操作能力の高さとボディイメージとの組み合わせで、ご自身の考える理想的な姿勢を再現している人に、10シリーズがどんな影響を及ぼすのか。毎回これは未知数で予想がつきません。Mさまのセッションがこれからどうなってゆくのか、楽しみです。
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