10回連続で受ける10シリーズ(テンシリーズ)セッションが、ロルフィング®の基本です。月に2、3回のペースで10回通えば4、5ヶ月かかり、ロルファーともそれだけ長い期間にわたってつきあうことになります。
だからロルファーとの相性はとても大切です。ワークのスタイルやクライアントとの距離のとり方は、言葉や数値で表現できるようなものではない微妙な雰囲気も含んでいます。
状態によっておすすめのロルファーも違ってきます。
例えば、強もみマッサージが苦手な人、外傷や手術後の回復期にある人、骨粗鬆症の人などにはソフトで繊細なタッチの、穏やかなワークをするロルファーがおすすめです。
しっかりした圧を加えるワークもするわたしのようなロルファーがおすすめなのは、強もみマッサージは苦手だけど、組織をがっつり動かして欲しい人、四肢や関節にチャレンジがありケアしたい人などです。
これはあくまでも目安で、こういう人は絶対にこのタイプでなくちゃダメ!ということはありません。ワークのスタイルだけでなく、人となりやセッション時のスタンス(立ち位置)も大事ですよね。
他人の前でリラックスしないのが礼儀でもある日本人にとっては、そもそもリラックスすることが自体が難しい。わたしはセッション前後でのクライアントさんとお話しする時間が好きです。時にはキャッキャウフフしながらもりあがることも。セッション中は、セッションに関することや今触っている場所の説明などをポツポツお話しすることもあります。そうするうちに体の緊張がぬけてくることも多いからです。
セッション中はおしゃべりNG?
ロルフィングセッション中は、身体と関係のない雑談はあまりしません。
クライアントにはリラックスして自分の身体に集中してもらいたいからです。ロルファー自身もセッションに集中したいので黙っていることが多いのです。
でも、訊きたいことや伝えたいことがあれば遠慮なくロルファーに伝えてください。
また、生理現象は絶対に我慢しないでくださいね!身動きしたい、トイレにいきたい、あくびしたい、おならしたい、体勢変えたい等の欲求が身体からでてきたら、我慢しないでください。セッションの主役はあなたです。
ロルファーってテンションが低い人が多いの?
「いらっしゃいませー!今日はどうなさったんですかぁー?え〜?!それは大変ですねぇ!お疲れでしょう!」みたいな元気トークを予想してドアを開けたら、確かに戸惑われることでしょう。平常心で、愛想笑いもあまりせずにクライアントの前に静かにでてくるロルファーは、日本のマッサージ店やジムにはいないですもんね。 かくいうわたしも、初めてロルフィングを受けた時には「あれ?なんか怒ってる?」とかドキドキしました。
ロルファーのテンションが低めに感じられても、機嫌が悪いわけではありません。
過剰な共感の表明は、「期待される答え」や「断りにくさ」にもつながり、健康で率直な関係の妨げとなります。ロルファーが平常心でいるのは、クライアントとの間に共依存関係を築かないためであったり、セッションの場の空気を乱さないためであったり、自分の感覚の質を保つ為であったりします。
ロルファーを10シリーズの途中で変えても大丈夫?
合わないと感じたらすぐにロルファーを変えましょう。できれば深層セッション移行前のセッション3までで変えましょう。
ロルファーとの関係性に居心地の悪さを感じたら、遠慮なくロルファーを変えていいのです。特に女性はロルファーの性別も気になるところだと思います。「男性ロルファーから10シリーズを受け始めたけどやっぱり女性がいい」と後から感じて鞍替えされた方もいます。
また、転居等で10シリーズ半ばで通えなくなるのが判ったら、転居先のロルファーを紹介してくれるよう、今のロルファーにご相談ください。深層セッション途中でやめてしまうと心身にあまりいい影響がありません。
ロルフィングは誰から受けるかがとても重要です。タッチの質、空間と時間の質、そしてロルファーのパーソナリティ。これらを知るために、体験セッションを活用してください。
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