耳管開放症 その後

耳管開放症という厄介な症状と年単位でつきあっています。原因が不明で、有効な治療法のない症状です。それゆえ特に服薬はしていません。音楽療法にゆるいペースで通ったり、ストレスを強いる環境から身を遠ざけたりしてつきあってきましたが、聴覚過敏に最も有効だったのはinnochi glassでした。

innochi glassにして一夏を過ごし、最近は耳詰まり感や自分の声が自分の頭に響いてしまって不快になることなどが減りました。

glasses, hat and laptop

とはいえ、カクテルパーティ効果(ざわざわする喧騒の中で、自分が注意を向けた音や会話だけクリアに聞き取れること)は望めないし、近隣住民のたてる深夜の生活音にイラついたり、隣接する集合住宅のメンテ業者がガーガーと機械を操作している音(これが結構うるさい上に長時間に及ぶ)、自宅の家電の運転音などには悩まされています。
エアコンや空気清浄機は必需品ではありますが、スイッチを切るとやっとホッとリラックスできます。

文句を言っていても仕方がないので自衛策を講じています。
購入してみたら思いの外よかったのが、米軍で使われているという耳栓、MOLDEX CAMO PLUGS カモプラグです。

装着してみると、外の騒音はもちろん、自分のタイピング音、マウス操作音、エアコンの音、何もかもが消えます。
わたしの場合、謎の音は鳴っていますが、これは身体の内部の音だと思うので無視して作業ができます。

音が気になって作業に集中できない人や、静かな環境が欲しいと切実に願っている人にはおすすめです。

カモプラグの注意点はふたつ。
●長さがあるので、痛みを感じるポイントまで耳栓を突っ込まないこと
●圧迫感はそこそこあるので、長時間の装着には不向き

音のストレスは他人には理解してもらいにくいものです。時には「音を聞かない」という選択をしてみるのもいいかと思います。

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    Izume Rika認定ロルファー Certified Rolfer
    40代に入った途端に股関節を傷めてしまい、大学病院で手術を受けたのに杖なしでは暮らせない…そんな状況からロルフィングで普通の暮らしをとりもどしました。自らロルファーとなって2016年4月に東京で開業。小金井市で施術しています。