認定ロルファー™️の利香です。
座り仕事や体を酷使する仕事をしていると、腰痛に悩まされるようになります。
働き盛りを襲う腰痛
同い年の経営者の方とお話しする機会がありました。5年前に強烈な痛みと痺れを伴う椎間板ヘルニアを2回発症されたそうです。あまりの痛さに2回ともすぐに手術を受けたとのことでした。
重い荷物を持ってスーツに硬い革靴で歩き回る/営業車で移動する人は、実は腰痛ハイリスク群です。
椎間板ヘルニアの手術はするべきではないとの説もありますが、激痛と痺れで体を動かすことすら困難になっている人には、説得力がありません。このままいつまでこの痛みと痺れに耐えねばならないのかわからない。仕事にもゆけない。日常生活、身の回りのことすら出来ない。そんな状況に置かれたら、誰しも手術に賭けたいと思うことでしょう。
その方もさっさと手術を受けたわけですが、今も腰に爆弾を抱えた生活です。
すべり症のリスクもさることながら、未だに時々左脚が痺れるそうです。これは梨状筋の問題が大きそうだったので、梨状筋ストレッチをお教えしました。
梨状筋ストレッチはこちらの記事をご覧ください。
腰痛は生活の質を下げる
腰が痛いと全てのやる気が削がれます。元気と根気を失います。部屋のレイアウトや家具、靴や服も腰痛仕様にせざるを得ません。腰痛持ちの人はよくご存知ですよね。
長時間の移動が出来なくなるし(歩けない・椅子に座り続けられない・椅子の形や素材を選ぶ・通路やトイレの広さを選ぶ等々)、人混みに出かけるのも重い荷物を持つのも難しいので、行動範囲が狭くなり動作のバリエーションが減ります。
部屋でじっとしている時間が増えるとますます腰椎は柔軟性を失い、体重は増え、筋力は落ち…と、悪循環に突入します。
こうなってから体重を落としたり筋力を鍛えたりするのはとても難しい。
まずはバランスと可動域がおかしくなってしまった身体を建て直すのが必要になります。それが出来るのがロルフィングなのですが、なかなかこの選択肢にたどり着く人がいないのがもどかしいです。
休むのも仕事のうち
個人で事業を切り回している経営者は「休んでもいられない」と自らを追い込んで仕事をしがちです。無理が効くうちは、それを自負心にすり替えて事業に邁進出来ます。
しかし体はひとつです。擦り切れてもスペアは買えません。使ったら休ませる必要があります。
若いころに大病もせず、とりあえず健康でスポーツも大好きという人ほど、体を過信して酷使しています。こういう人は得てして別にどこも悪くないとおっしゃいます。しかし触ってみると、あちこちの筋肉がガッチガチであることがほとんどです。はっきり言えば鈍感になっているだけです。
休むのも仕事のうちです。40代になったら特にこの意識を持って、身体のケアを先手先手で打ちつつパフォーマンスをあげるのが肝になります。
腰に爆弾を抱えている方は、空調で冷える真夏や底冷えする真冬がくる前に身体のケアをするのが望ましいです。
脚が冷えれば腰も冷えます。冷えた腰で不用意な動作をすると、いきなり爆弾が爆発する場合があります。快適に過ごすため、今から身体のテコ入れを始めてください。体験セッションは随時受けつけています。
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