いわゆる医師:西洋医学を学んで博士号を修め国家資格を有する人が行う治療行為が「医療」で、ロルフィング®は民間資格取得者による「代替医療」と呼ばれるものに分類されます。
代替医療にも様々ありますが、予防や慢性痛の改善に特化した「○○健康法」的なものも山ほどあります。民間資格すら持っていない人が考案したものもあります。面倒な診察とか検査とかがなく、手軽に始められるので、手っ取り早いし、つらい慢性痛に悩んでいる人には魅力的です。
効果が実感できて結果がよければ文句はありません。が、残念なことに、それが原因でいろんな数値を悪化させる人もいれば、
重病を見逃すことになってしまう人もいます。
もちろん、現代の科学で明らかになっていることだけが「正しい」わけではありません。
私自身は、代替医療のロルフィングで杖が外せたという経験や、漢方薬で肝機能障害を克服したという経験などがあり、代替医療や民間療法に対してはオープンであるつもりです。
しかし中には「なにそれ!?そんな乱暴な」とか「そんなデタラメな」と呆れてしまうような「健康法」もあるのが事実です。持病のある人は体のことについては慎重になって欲しいし、勧める方も安易に勧めないで欲しいなと切に思います。
勧めるのは厚意からだということは理解しています。ですが、やはり、自分以外の誰かに勧める時には「お医者さんと相談してから判断してね」の一言も添えた方がいいです。
体のことを正確に把握している人ばかりではありません。持病があることを友達にも話していない人もいます。
私は「面倒臭い奴」と思われようがなんだろうが、自分の体の特異な点は把握していたいと思うタイプですが、怖いから知りたくないという人もいるし、知ったところでどうにもできないから考えないようにしている人もいます。
そういう人が「これはよさそうだからやってみよう」と「私の体には向いていなさそうだからやめよう」の区別を、適切に判断できるでしょうか。
「持病があるけどこの健康法をやってみたいな」と思う場合には、主治医や信頼のおける医療関係者に相談するのが大事だと思います。そこは遠慮するところではありません。
私はまだ「ロルフィングを受けたいという方の主治医に対して、施術内容を説明する」ということはやった経験がありませんが、必要とあらばそういう場にちゃんと伺ってお話しする準備はできています。
ロルフィングを受けてみたいけど、自分の体でも大丈夫かな?主治医にロルファーが代わりに説明してくれないかな?というご不安は、どうぞ遠慮なくおっしゃってください。
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