トラウマは絶対に治さなくてもかまわない

頭をかかえる若い女性

認定ロルファー™の利香です。
深刻なPTSDをひきおこすようなトラウマは別として、トラウマは躍起になって完治させようとしなくたっていいとわたしは考えています。

トラウマそのものよりも、トラウマを便利な言い訳としてしがみつく今の思考の方が問題です。

「わたしにはこんなトラウマ体験があるから◯◯できない」
「わたしにはこんなトラウマがあるから絶対に◯◯はいや」

そんな言い訳に都合よくつかわれる「トラウマ」の真偽は横においといて… 結局、トラウマを与えた誰かのせいにして被害者でい続けたいから、トラウマを手放したくないのでしょう。

なくて七癖といわれるように、思考パターンや感情の反応パターン、人間関係のパターンを誰しも持っています。それはあっても構いません。だけど望まないパターンを繰り返すのを本気でやめたいなら、トラウマのせいにして「あたし悪くないもん」で話を片付けようとするのをまずやめることです。わたしたちは誰でも「今までのことはさておき、ここからは違う選択をする」という、最強のツールを持っています。

気がついたらやめて修正をかける。シンプルですがこれが最強の対処法です。また同じパターンに陥りそうになったら、自分で気がついて修正する、別な行動をする、別な選択肢を選ぶ。

ドラマチックでもないし即効性もありません。とても地味な作業です。自分でやるしかありません。お母さんやお父さん、先生がそばにいて「はい、こっちですよ〜」って優しくガイドしてくれるようなものではないのです。

最初に「うわ。わたしこれ、都合のいい言い訳につかってたわ」と気がつくために他力を使うのはありだし、メンターの教えに従ってみるのもあり。とはいえ、最終的には単独飛行ができるようになりたいですよね?いつまでもテストフライト、仮免状態では他力本願な人生です。自分の人生を生きているとは言い難い。

今までのことはさておき、今日からは違う選択をする。この積み重ねが確固たる自信に結びつき、なりたい自分となるための背中をしっかりと押してくれます。

そのきっかけにロルフィングがなれたら嬉しいです。

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    Izume Rika認定ロルファー Certified Rolfer
    40代に入った途端に股関節を傷めてしまい、大学病院で手術を受けたのに杖なしでは暮らせない…そんな状況からロルフィングで普通の暮らしをとりもどしました。自らロルファーとなって2016年4月に東京で開業。小金井市で施術しています。