歩き方には性格がでる

認定ロルファー™の利香です。

 ロルフィング®の10シリーズのお客様が描かれた絵です。(布に染めてあります。技法は友禅染と布用絵の具の併用だそうです)ロルフィングのセッションにインスピレーションを得て、「忘れてしまわないように」と描いてくださったそうです。

 この絵は、わたしがセッション中にお伝えした「頭の後ろの空間を意識して、身体の上下左右、それと前後の空間ごと移動している気持ちで歩いてみてください」というキューを元に描いてくださったものです。
 「空間の感覚を忘れないように、花とか飛ばしてみたの」と仰るように、綺麗な光のヴェールの中に、色とりどりの花のモチーフが描かれています。
 周囲の空気もただののっぺりした一色塗りではなく濃淡をつけて、空気の粒子の動きを感じられるようにされたそうです。呼吸も意識できるように、口や鼻の周りは色が変えられています。

歩くとき、目的地やこれから会う人のことやどのタイミングで交通系ICカードを出すかとかを考えて移動していることと思います。自分がどのように歩いているのかはもちろん、空間に置かれた己の体と周囲との関係性など意識するようなことは、滅多にないことでしょう。だけど、そんな歩き方は心身ともに負担が大きいのです。

普段、どんな風に歩いていますか?

 進行方向だけをぎゅっと見て背中を緊張させながら歩いたり、頭を前に突き出して前のめりにせかせかと歩いていたり、スマホをみながらフラフラと歩いていたりしませんか。歩いているときに呼吸が浅くなっていませんか。
 歩くという基本的な動作には、その人の生き方が出ます。外の世界との関係が端的に表れるといってもいいでしょう。姿勢・歩き方・視線をみればその人がどのような人なのかわかります。

柔らかな目にしてみると緊張がとれる

 目的があって歩いているので目が進行方向=目的へと向けられているのは当たり前です。が、広い視野を保ったまま、周囲の情報を視覚から取り入れながら歩いている人は、少ないのではないでしょうか。
 視野の広さを感じながらピントの合っていない領域にまで意識を向けている状態を、soft eyes;柔らかな目と言います。柔らかな目で歩いたり座ってみたりすると、体の緊張(特に首から腰にかけての背面)がとけ、浅かった呼吸が深くゆったりとしてきます。あなたの目が見せている世界が、あなたの現実を肉体を通じて作っているのです。

 「首が凝るんです」「腰の緊張がとれないんです」と仰る人の首や腰をいくら揉んでも、また元に戻ってしまいます。こりや緊張の原因は身体の動作パターンだけでなく、思考パターンに潜んでいることもよくあります。歩き方、目の使い方、空間認識を少し変えてみるだけで気持ちまで楽になれたりします。

そんなこともお伝えするボディワークのロルフィングのセッションをいちど体験してみていただければと思います。

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    Izume Rika認定ロルファー Certified Rolfer
    40代に入った途端に股関節を傷めてしまい、大学病院で手術を受けたのに杖なしでは暮らせない…そんな状況からロルフィングで普通の暮らしをとりもどしました。自らロルファーとなって2016年4月に東京で開業。小金井市で施術しています。